肌トラブルを起こすのはどうして?

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1月半ば、いよいよインフルエンザが流行してきました。

空気が乾燥している証拠ですね。

このウィルスは寒冷乾燥が好きですねぇ。

 

肌の乾燥といえば、かゆみやヒビ割れ、赤み湿疹やニキビ。

全身カサカサで粉を吹いてたりしますね。

キリがないほど!私も経験者です。

 

これまで沢山の肌トラブルを見てきましたが、肌の悩みは様々です。

共通して思うのは肌が乾燥しているということ。

 

乾燥肌は、肌の皮脂や水分が不足している状態です。

私たちの肌は『表皮』で覆われていて

肌表面からの厚みは およそ0.2㎜程度。

角質層 • 顆粒層 • 有棘層 • 基底層の4つの層でできています。

角質層だけだと、更に0.02㎜程度だそうですよ!

ラップぐらいですか。

少しマニアックな話になってきましたが

いやぁ、こんなに薄いとは知らなかったぁ

初めは驚いたものです。

 

角質層の中には「バリア機能」が備わっています。

何かというと、正常だと肌の水分を保って蒸発を防いだり

外部からのアレルギー源の侵入を防ぎ、肌を守る役目をしています。

表皮はたったの0.2㎜。

この0.2㎜を健やかに保つことがとても重要なんです。

 

肌表面が乾燥して皮膚がめくれ上がった状態では、

バリア機能が正常に働きません。

 

そこから引き起こす肌トラブル。

ニキビの悩み。

乾燥肌で外部からの刺激を受けやすくなった肌は、

毛穴に溜まる皮脂やホコリなどの汚れが

剥がれかけた角質に覆われ毛穴をふさいでしまいます。

それらは排泄できずに溜まるばかりです。

くすみも出てくるでしょう。

 

放置しておけば炎症を起こしアクネ菌が増殖しはじめ

赤ニキビとなります。

この頃、やっとニキビに悩みはじめますね。

間違ったケアで過ごしていると更に悪化してきて

膿をもち、黄ニキビの出現です。

掻いたり掻きむしったり、触りたくなりますよね。

傷跡が残ってしまうと大変です。

そうなる前に表皮の潤いを保つケアをすると良いと思います。

 

表皮0.2㎜が潤っていれば、毛穴の出口がふさがらず

皮脂や汚れがスムーズに排泄されます。

 

シミの悩み。

シミの種類も沢山ありますが、乾燥と関わるシミについて

紫外線によるシミです。

ある日突然、鏡を見てハッとします。

もしかして…。

メラニンが働きはじめていたんですね。

 

乾燥した肌ではバリア機能が働いてないうえに、

直接 紫外線を浴びているようなものです。

美白ケアどころではなくなってしまいます。

 

紫外線B波は、表皮細胞を傷つけ炎症作用があります。

また紫外線A波から、表皮の下の層、真皮へのダメージを受けます。

A波の刺激でメラノサイトから指令を受けたメラニン

紫外線を吸収し肌を守りますが、肌を黒くさせる働きがあって

過剰に生成されたメラニンはシミやソバカスの原因となって

現れることが多いようです。

 

今ではレーザー治療や美白美容液などで対処する方もいます。

病院でのお薬治療もあります。

レチノイン酸配合の塗り薬。

皮膚細胞の分化促進、ターンオーバー促進です。

細胞を作るお手伝いをしてるのですね。

乾燥肌では正常なターンオーバーは期待できませんから

やっぱりまずは表皮の乾燥を防ぐケアが重要です。

 

皮膚構造は『表皮』• 真皮 • 皮下組織の3層で成り立っていますが、

あまり難しく考えず、肌トラブルの要因となる乾燥について

表皮を健やかに保つことが大切だと感じてもらえたら充分だと思います。